では、日本政策金融公庫へ融資を申請するタイミングはいつが適切なのでしょうか?
「起業・独立開業準備編の事業計画・融資のタイミング」と重複しますが、起業(独立・開業・創業)時が1番融資を受けやすいのです。
これは、日本政策金融公庫に限ったことではなく、他の金融機関においても同じことが言えます。
起業(独立・開業・創業)時は、当然、売上の実績がないので金融機関の担当者の判断材料は、事業計画書のみで判断せざるを得ないのです。
もし、開業して何ヶ月かたって金融機関に融資の申請をすると、その間の事業の実績値が存在してしまうのです。
特に開業当初は、赤字であることが一般的なので、その実績を日本政策金融公庫の融資担当者に見せたら、当然不利な材料となってしまいます。
また、あなたが、日本政策金融公庫の担当者だとしたら、
「これから、こういう事業を行うから、お金を貸して下さい」と、あらかじめ計画されていた方と
「開業したけど、運転資金が足りなくなったから、お金を貸して下さい」という方だったら、
どちらにお金を貸しますか?
当然、前者の方ですよね!
後者の方は、計画性が無いために信用してもらえず、放漫経営をしているという烙印を押されてしまうのです!
日本政策金融公庫の融資担当者はキチンとこの人にお金を貸して、回収できるか?を気にするのです。
ですので、同じ事業を行うにしても、融資を申請するタイミングを誤ると融資が下りないこともあります。
融資は、申請すれば必ず貸してもらえるものでは、ありません。
つまり、事業計画書の緻密さがキーポイントとなります!