株式会社設立の手続きの前にあたって、機関設計は非常に大切です。
機関とは、株式会社の意思決定や業務を執行する組織のことを言い、代表取締役や取締役、株主総会、取締役会、監査役、会計参与などから構成されます。
そして、これらの機関を組合わせることを機関設計と言います。
会社設立の手続きは、書類をキチンと準備すれば、スムーズに行えますが、その土台である機関設計を決めることは、あなたが思っている以上に難しく、機関設計によって会社の経営も変わってきます。
市販の本では、会社設立の手続きに関しては書かれていますが、土台である機関設計の説明については省略されていることが多く、ただ単に、会社を設立すればよいというわけではありません。
経営者として、役員の責任や経営上のリスクも最低限、知っておく必要があります。
会社を設立するということは、一生に一度あるかないかの大事なターニングポイントですので、面倒ではありますが、経営者としては、この最初の機関設計を知ることが重要です。
機関設計の組合せは、役30パターンあり、その中から自分の会社に合うものを選択します。
なお、株主総会と取締役は必ず、設置する必要があり、決定した機関は定款に記載しなければなりません。
もし、この土台である機関設計に不安のある方は、我々のような専門家にご相談してみるといいでしょう。