固定資産を購入した場合、その固定資産を購入した年度に一括で経費計上せず、減価償却費と言う方法で毎年分割して費用計上していきます。
例えば、100万円の自動車であれば、毎年20万円ずつ減価償却費として計上し、5年かけて経費にしてしまう、ということになります。
その固定資産を何年で償却するか、というのは法律で決まっており、国税局が資産の種類ごとに公表している「耐用年数表」を用います。
さらに、減価償却には、
- 定額法=取得価格×償却率(1÷耐用年数)
- 定率法=未償却残高×償却率(定額法の償却率×2.5)
という2つの方法に大別され、1年目、2年目の償却費が大きく設備購入した資金を早く費用化できる定率法を選ぶ会社が実際には多いです。
但し、起業時においては、新規事業を検討する目安として簡単に計算できる定額法で収支計画書に反映すればよいでしょう。
結局、定額法でも定率法でも償却の途中経過が違っても費用化できる最終的な金額は同じになります。
銀行が融資する際、減価償却費には重要な関心を払いますので基本的な考え方は押さえておきましょう!