ここで、建設業許可を取得するメリットを考えてみましょう。
建設業許可を取得するメリットは、大まかに言えば、
- これまで受注できなかった工事を受注できるようになる(元請業者さんから、「許可がない業者には仕事は出せない」と言われていた等)
- 金融機関に融資を申し込んだところ、建設業許可がないことを理由に融資金額を減額されていた(融資を断られた)のが解消され、融資がおりた
- 「許可のあるきちんとした業者」という体裁を整えることで、社会的な信用度が高まる
といった点です。
具体的には500万円以上(建築一式工事は1,500万円以上)の工事を受注できるようになりますし、役所からの工事受注(建設業許可の取得に加えて経営事項審査申請及び入札参加資格審査申請が必要)がなる他、建設業許可を取得していることが、金融機関の融資や元請業者さんからの工事受注につながる場合もあります。
忘れてはならないのが、お客様の目で、企業に対する消費者の意識は、これまでにないほど高まっています。
建設業許可取得後は、各種申請の費用や手間はかかりますが、毎年の決算や情報公開を通じて、法令の順守と健全な経営を対外的にアピールできます。
設業許可の取得を機に、不況に負けない強い企業を目指しましょう!