企業が成長して信用力を付け、通常の銀行の融資(プロパー融資)を受ける事が出来るようになるまでは、信用保証協会の保証を付ける事が一般的ですが、信用保証協会の保証付き融資は銀行からプロパー融資を受けるよりも返済期間を長くすることが可能という特徴があります。
返済期間が長ければ長いほど貸倒のリスクが増すため、銀行はできるだけ返済期間を短くしようとしますが、信用保証協会の保証付きであれば5〜7年と長い融資も可能です。
しかし、信用保証協会の保証に依存し過ぎるのも考えもので、本来は、信用保証協会の保証がない銀行のプロパー融資が理想で、信用保証協会を利用しなければ銀行から融資を受けられないということは、裏を返せば信用力がないということです。
信用保証協会も保証した融資が貸倒となって銀行に代位弁済を行うと損失を出してしまうため、保証を依頼された融資に対して審査を厳重に行います。
新規の融資取引に銀行は慎重であり、まずは貸倒れリスクのない信用保証付き融資から始める事が基本となっています。
それでは、信用保証協会付き融資のメリット・デメリットを見ていきましょう!