これは、あなたの事業が現金ベースで考えた時、運転資金がきちんとまわる体質かどうかを示す計画書です。
実は、この資金繰り計画書は、金融機関にとっては、収支計画書(損益計算書)よりも重要視しています!
なぜなら、利益が出ていても入出金のタイミングが悪いと運転資金が回らなくなる「黒字倒産」になってしまうからです。
特に売掛金の多い業界だとこの傾向が強く、昨今の不動産会社や建設会社は貸借対照表や損益計算書では売掛金として資産や売上に計上し、一見、儲かっているように見えても、あくまでも売掛金は、現金を回収する権利を持っているに過ぎず、実際には現金を回収して、手元に現金があるわけではないので取引先が倒産してしまった場合、現金を回収できずに資金繰りが悪化し、自分の会社も倒産してしまったという事例が非常に多いのです。
世間では、案外、重要視されていませんが、金融機関は融資した資金を回収することができるのか、この資金繰り計画書を1番、気にするのです!
よって、自分のビジネスが利益が出るようになったとしても支払と回収のタイミングがずれると資金ショートを起こし、「黒字倒産」という事態を起こさないよう計画していく必要があります。
詳細は「資金繰り計画書の作成」のページを参照ください。